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作者が現薔薇様の卒業を先に延ばしたい意図がみえみえです。 初期のあのスピード感のある話の展開に戻してもらいたいと 皆さんがおっしゃるのがわかるような気がします。
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ラスト付近、祐巳ちゃんのオーバーラップに伴い、涙が止まりません。 祥子様と祐巳ちゃんの長い長い旅もついにここまで来たのですね。 第一巻での二人の運命的な出会いから始まり、マリア像前のロザリオ授受 バレンタインの喧嘩。レイニーブルー騒動。運動会でパンダを抱きしめる祥子さま。 (その後の瞳子騒動で、祥子様の存在感は薄くなりましたが) ふたりのこれまでを思い返すだけで、胸にこみあげるものがあります。 そして、ついに別れのときがやってきたのだと、嫌でも思い知らされます。
あぁ・・・涙で字が滲んで読めない・・・
個人事で恐縮ですが、自分も高校時代、心から好きな先輩がいました。 (恋愛感情の「好き」ではないです。あえていうなら憧れです。) 卒業時、さすがに泣きはしませんでしたが、結構寂しかったです。 まあ・・・今でもたま〜に連絡を取り合うので、 実はそんなに寂しくないんですけどね。笑
まあ、そういうことだと思います。 祥子様と祐巳ちゃんも別れはつらいでしょうけど 本当に心から通じあっていれば大丈夫だと思います。
ていうか、祥子様リリアン女子大だし。 また、ちょくちょく出てきますよね。笑
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| いつもの、巧みで、読ませる、入り組んだパズルのオムニバス | |
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それはそれは、読んでいてとても気持ちのいいものなのです。
ですが、今度こそ卒業か!? と、焦らされて待っている身としては 「また時間稼ぎですか」的なちょっとガックリな部分も。
これだけ待たされたのだから、さぞ素晴らしい卒業物語のはず、いや、そうでなきゃ許さない! という想いがどんどん積み重なって期待と不安が裏腹なのです。ヤキモキヤキモキ。 瞳子のが期待を裏切らない出来だったので大丈夫とは思いますけど。
------------- 個人的に考えちゃうこと・・・ すでにステージとして完成されていて、どんな物語でも書ける舞台と小道具が揃っています。 次代でも、これまでの過去の別視点でも、ずっと過去でも、山百合会以外でも、 どんなストーリーも書けるはず。リリアンとスールがあるかぎり。
だから、本編の方をさっさと完結してしまって、他のストーリーを2とか外伝やなにかとして どんどん出して行く選択肢もあったはずーと思ったりもします。 それはそれは、作者と編集者にとって勇気のいることでしょうけども。
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いよいよ明日は卒業式。 準備に余念のない祐巳たち在校生に対して、卒業生は手持ち無沙汰な一日な はずなのだが、いよいよ最後となると思い出やら未練やらやり残したこと、 やらねばならないことなどが一挙に押し寄せて、結局なんとなく気忙しい。
写真部の蔦子さん、新聞部の三奈子さん、美術部の美礼さんなどの (蔦子さんは在校生だけど)、卒業前のささやかな儀式の点描。 それは、それぞれがこころを残さないため。 そして、クールなはずの祥子さまも祐巳との別れを前にして思わず激情が ほとばしる。 春まだ早い陽だまりに、ぽつんと咲くタンポポのような掌編。
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すっかり秋になったこのシーズンに読むには、少し早い 卒業式前日のエピソードですが、物寂しい今にピッタリ。 いよいよ、ついに祥子様・令様の「卒業」です。
間に「お釈迦様」が入った為か、かなり久し振りの間隔な気が。 とにかくこれ程長くずっと読み貯めてきた小説作品は、十代以来 無かったもので、既刊を本棚に眺めて、「ここまで来たか…」と 感慨深い気持ちでいっぱい。
いつもながら時間軸を絶妙に操りながら読者を引きずりこむ 文章力の卓越さには圧倒されます。 卒業する薔薇様、見送る蕾、その妹達…それぞれの色彩違う花を 最後までどう魅せてくれるか…楽しみでありながら、切ない。 そんな新刊です。 意外な組み合わせの薔薇達の会話や、相変わらず美味なところ独占の 先代白薔薇様の登場も本当に嬉しい。表紙の祐己が、とても大人びて見えます。 とにかく、マリみファンならば今更買うほか無いでしょう。
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