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クォーク―素粒子物理はどこまで進んできたか (ブルーバックス)
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|  | 1981年、つまりこの度のノーベル物理学賞受賞の27年前に、既に本書の第一版にあたる「クォーク―素粒子物理の最前線」が著されています クォーク―素粒子物理の最前線 (ブルーバックス (B‐480))
本書と「素粒子物理の最前線」を読んで驚く事は、「素粒子物理の最前線」の時から南部氏の素粒子物理の世界に関する解説には揺らぎが無い事です とうの昔に南部氏はクォークを一般にも理解し得るレベルで世界に紹介されていた事に驚きました 27年前、「素粒子物理の最前線」を手に取りその世界を知る事になった方の興奮はいか程だったのでしょうか
「素粒子物理の最前線」「素粒子物理はどこまで進んできたか」共々、南部氏の知性が常に素粒子物理の最先端を切り拓いて来たという事を私達に証明しています
素粒子物理の軌跡を指し示す記念碑として歴史に輝き続ける名著です
| |  | 素粒子理論について、初歩から系統立て、丁寧に説明されています。 歯ごたえはありますが、文系の方でもブルーバックスに興味を持たれる方でしたら 十分読みこなせるレベルだと思います。
今回のノーベル賞の受賞対象となった「自発的対称性の破れ」については、 物理学的説明の後に、以下のようなサラムの比喩が紹介されています。
宴会が開かれていて、大きな円いテーブルのまわりに大勢の客がぎっしり着席している。 ナプキンなどのセットがきちんと置いてあるが、どちら側のナプキンが自分のものか わからないほど左右対称である。 実際どちらをとってもかまわないはずだが、誰か一人が右側のナプキンをとり上げれば 他の客もそれにならって、いっせいに右のをとらなければならなくなり、とたんに 対称性が自発的に破れてしまうのである。 難解ですが感動の詰まった一冊だと思いお薦めします。
| |  | 素粒子物理の一般向け著書は断片的説明になりがちですが、本書は素粒子物理発展の歴史を通して説明しており、かつ個々の理論間の関連性が非常に詳しいため一貫性が感じられます。よって、一つの複雑な建築物を探検するかのようであり、好奇心を満たしてくれます。また、丁寧な解説で自然が秩序立っていることを教えてくれます。学部・物理の知識があれば十分楽しめると思います。
| |  | 世界的に高名な物理学者南部陽一郎氏による、素粒子物理学の一般読者向け入門書。素粒子とは何かから始まり、1950年代の理論上の混乱期を経て現在の標準理論が確立されるまでの経緯が、イラストを用いながら平易に述べられている。一度読んだだけでは十分に理解出来ない部分も無いわけではないが、偉大な素粒子物理学者である著者が一般向けにこのような解説書を著したということ自体を高く評価すべきだろう。これから素粒子を勉強しようという諸氏には強く一読をお勧めする。
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